春の訪れとともに、何となく、眠気が晴れない日が続くような気がします。西暦689〜740年の唐(現在の中国)に孟浩然(もうこうねん)という詩人の詩「春暁」(しゅんぎょう)に、「春眠暁を覚えず」というくだりがあります。「春のねむりは心地よく、夜の明けるのもわからぬまま寝過ごしてしまった」という意味です。
桜の花も咲き終わり、気候は、本格的に春が訪れた感があります。日中は汗ばむぐらいなのですが、夜になると、適当に涼しくなるので、眠るにはうってつけの季節です。そこで、つい朝寝坊になってしまうという方も多いのではないでしょうか。この時期、朝ばかりではなく、お昼を食べた後にも、睡魔が襲ってきて、午後の活動に支障が出るようなこともあるかもしれません。
そこで、眠気覚ましを考えるわけですが、お薦めの方法が、軽い運動。オフィスの椅子に座ったままで、首を回したり、瞼の上を軽く押したりといった少しの運動で、気分転換にもなり、眠気も薄れます。
もっとも今年は、大量のスギ花粉が飛び交っていますので、花粉症のお陰で春とはいえども睡眠不足に陥っている方も多いことともいます。花粉症でお悩みの方、もう暫くの辛抱です。