花炭籠昨日は、高校時代の同期生と久々に合って飲みました。
集まったうちの一人に、現在、東金市にある“房総炭工房たけさと”を運営している 熊木という友人がいます。炭に纏わる色々な話しと、彼らが作っている炭の作品を見 せてもらいました。
彼は、以前くも膜下出血に見回れ、生死の境を彷徨った経験の持ち主。奇跡の生還を 果たしてから、人生観がガラッと変わったそうです。折角助けてもらった命。これか らは自分の体に優しく、そして人のためになることをしよう。ということで、地域の 障害者2人と炭工房を始めました。
そこでは竹炭・竹酢液・花炭(飾り炭)・くん炭・炭石鹸の製造と直売をしています 。
最近は、床下に敷く炭(湿気やシロアリの防除になるそうです)の施工もしているそ うです。
また、毎月第2・4日曜日には、身近な木の実を材料にしたオリジナルの花炭を作る炭 焼き体験会を行っています。参加費と材料費込みで2,500円で体験できます。
また、毎週日曜日の朝、東金市役所で行われる朝市に出店しているそうです。
そして、たけさと農園で炭の材料にする瓢箪や南米原産のツノゴマを栽培しています 。
今日は、たけさとで作っている商品を2つ程紹介します。一つ目が“たけさとの花炭 (籠)”。蓮、栗、松毬、瓢箪、ツノゴマ、橙、椿、落花生、割り箸、葉っぱなど20 種類の木の実などを炭にしてデコレーションしたものです。定価は3,000円と少々高 めですが、単なるディスプレイではなく、色々な効用もあるので、決して高くはない 気がします。
これを部屋に置いておくと、部屋の水分を吸収してくれて、何時も爽やかな湿度を保 ってくれるというもの。この効果は、半永久的に続くそうです。勿論、ディスプレイ としてもなかなかお洒落なものですよ。
これを入院のお見舞いに病室に花の代わりに持っていくという使い方をする人も良く あるそうです。湿気が適当に取れて、空気が爽やかになるので、とかく暗くなりがち な病室の雰囲気が和らぐ効果もあるそうです。
もう一つが、これから販売しようと計画している“炭ローション”。これは、蒸留竹 酢液を20倍に薄めて、レモンのエッセンシャルオイルを加えたもの。
炭ローション洗顔後にこれをコットンなどに振って、拭き取ると、レモンのクエン酸が脂肪を分解 して、綺麗に拭き取れるということです。少し、炭独特の匂いがありますが、その匂 いも暫くすると自然に消えます。匂いが消えると肌はスベスベになっています。
また、このローション、色々な効能があるのも特徴の一つ。
例えば、制汗作用。脇の匂いが気になる人には打って付けです。
洗髪後に適量を頭皮に付けると、抜け毛予防と白髪の抑制にもなるということです。
また、お風呂に入れて入浴すると体が暖まり血行が良くなる効用もあります。 さらに、花粉症にも効き目があって、幹部に綿棒で付けると痒みも治まるという優れ もの。
もう一つ、水虫にも効くということです。
僕は、この商品を炭の雫という意味で、“炭雫(すみな)”という名前を付けたらと 提案しています。
ということで、今日は、友人の作品を紹介しました。興味のある方は、連絡してみて ください。なんと、今時ホームページも開設していません。理由を聞いたら、どうし ても直にものを試して、効果を実感してから買って欲しいからだそうです。
本当に商売っ気のないまじめで一途なものづくりをしている“房総炭工房たけさと” 。皆さんで応援していただければ幸いです。

房総炭工房たけさと
〒283-0044千葉県東金市小沼田128
電話&Fax:0475-53-1815
九十九里有料道路小沼田インター5分
定休日:毎週月曜日・火曜日
代表者:熊木 仁