先日、ご紹介したぱむ屋のEIJさん作のPetitLaunchを使っているうちに、どうせなら、UX50をオープンスタイルで使っているときは、なるべくスタイラスを使わずに、キーボードだけで動かせる方法はないものか、そして、できればあまりお金を使わずにできないかということを考えてみました。
PetitLaunchを使うことで、キーボードやハードキーを使って、アプリ(DAアプリを含む)を起動することやシステムコマンドを働かせることができます。
こうなると、次に、ボタンの選択やタップもキーボードやハードキーで行うことができないかということで、探したところ、打ってつけのDAアプリがありました。
その名も、cursorDA。これは、Palm OSデバイスで、カーソルを自分の好きなところに持って行って、タップする機能があります。ジョグダイヤルやバードキー、そしてキーボードを使って、スタイラスのタップの代わりをする機能です。
DAアプリですから、起動には、ランチャが必要です。しかも、このアプリに付属のReadme流に言えば、「本DAは頻繁な起動/終了操作を繰り返して使用するように出来ていますので片手でささっとDAを起動できるようなランチャでないと意味がありません。」ということです。しかし、これもPetitLaunchを使えば、簡単に起動させることが可能です。
cursorDAを初めて起動させると、タップできるボタンや項目などが黒枠で囲まれ、1つの項目が反転表示されています。これを指定するハードキーやジョグダイヤルを押すことで、選択・移動させ、長押しすることでタップすることができます。
では、簡単にcursorDAの使い方をご紹介しましょう。
まず、はじめに、幾つかの設定をする必要がありますので、その設定の方法からです。何かのアプリを実行中に、このアプリを起動させます。そして、画面の左上部をタップすると、図のように、Setting画面が表れます。
上から3つの項目「Boost detect」「Boost value」「pushing time」は、いずれもデフォルトのままの設定で問題はないかと思います。このアプリを起動した時点では、タップが可能なボタンや項目が反転表示されていた、それを指定したハードキーかジョグダイヤルでで移動させることができるのですが、移動操作を連続して素早く行うと、移動速度がブーストし、高速で移動できます。「Boost detect」では、ブーストに入る操作の速度を「Boost value」では、ブースト量をそれぞれ変更できます。
また、「pushing time」では、指定したハードキーまたはジョグダイヤルの長押しのタイミングを変更できます。
次に、「cursor operation」の設定ですが、これは、使用するPalmデバイスの種類で設定が違ってくるようですが、UX50では、「4button」を選びます。
次が、指定キーの設定です。
指定キーは、「Key1」「Key2」「cancel」の3つの指定ができます。これらは、対象を選択・指定するためのハードキー・ジョグダイヤルの指定です。ここで、UX50の場合の注意事項は、指定ハードキーとして、「sche」と「memo」が選択できるようになっていますが、「sche」は、UX50ではブラウザボタンに相当します。どうも僕が試した限りでは、「memo」は選択してもうまくいきません。したがって、「Key1」「Key2」のどちらでも良いですが、1つは、「sche」を選択し、1つは「jog」を選択します。僕は、「Key1」を「sche」に、「Key2」を「jog」にしました。
また、「cancel」は、「back」を選択しました。「Key1」を短く押す(ショートプッシュ)と白黒反転されている項目が黒ワクで囲まれた対象項目の間を順番に移動します。「Key2」と「cancel」ショートプッシュすると「Key1」とは逆の順番で移動します。これらのキーを長押しすれば、タップしたことになります。ここで、キャプチャボタンを押しても同様の動作になります。
次に、「selecttext」「popupmenu」「silkarea」の設定です。
指定キーではなく、UX50の場合、上下左右のカーソルキーを押すと、縦と横の罫線が表示され、カーソルキーの押下によって、画面の任意の部分にカーソルを移動できるようになりますが、そのことに関する設定です。「selecttext」では起動時の白黒反転領域にテキストフィールドを含むか含まないを選択できます。チェックをすれば、テキストフィールドを含むようになります。
画面左右、上下の端を過ぎると反対側にカーソルが現れます。左右端通過時にポップアップメニュー(Cancel、Home、Power、Light、Schedule、Address、ToDo、Memoを選択できる)が現れますが、これは、「popupmenu」のチェックを外すことによって、表れないように設定することが可能です。で、このポップアップメニューの選択項目ですが、Cancelは、文字通りキャンセルで、このアプリを終わらせます。Homeは、Homeボタンをタップしたことと同じ効果があるので、起動しているアプリがあれば、それが終わって、ランチャー画面になります。Powerは、電源をOffにします。Lightは、液晶のバックライトのオン・オフの切り替えができま す。ここからが問題です。UX50では、ご存知のとおり、ハードキーが3つしかなく、しかもデフォルトのPalmデバイスでは、Schedule・Address・ToDo・Memoの4つと違って、ブラウザ、メーラー、スケ ジュールになっています。なので、Scheduleを選ぶ と、ブラウザが立ち上がります。Addressを押すとメーラーキーを押したことと同じ状態(僕は、メーラーキーにPetitLaunchの起動を設定しているので、ランチャーのコマンドボックスが現れちゃいます)になります。ToDoは、スケジューラーが立ち上がります。そして、Memoを選択すると、Clie付属のメモ帳がちゃんと立ち上がります。この辺が不思議。ポップアップメニューは、使用キーショートプッシュ、上下キーで選択項目を移動できます。
そして、カーソルの移動時はシルクエリアを通過するようになっているのですが、これは、「silkarea」のチェックを外すことで、できないようにすることが可能です。Readmeには、「横長ワイド画面では設定のsilkareaのチェックをはずして使用してください」とあるので、UX50では、チェックを外しておきます。
以上がSetting画面の説明です。
そのほかに、UX50をはじめとしたClieのハードキーボード付きモデルでは、次のような特別の機能が使用できるキーが設定されています。
  • 矢印キー=カーソル移動
  • 改行(決定)キー=指定キーのロングプッシュと同じ
  • “M”キー=Key1と同じ。選択対象移動(順)
  • “N”キー=Key2・BACKキーと同じ。選択対象移動(逆)
  • “スペース”または“BS”キー=キャンセル
  • “Tab”キー=Setting画面呼び出し
また、スタイラスで画面の何処かをタップすることでcursorDAが自動終了します。
この組み合わせで使用することで、UX50でキーボードを使って、ほとんどスタイラスを使わないで長文作成ができます。非常に有効な組み合わせと言うことができますね。ということで、このエントリーも、この組み合わせでu*Blogを使って書いたものです。
まぁ、スタイラスは、PCのマウスのようなものですから、PCをマウス無しで動かすのに近い状況になります。果たしてこれが効率的な使い方かどうかというと、微妙ですが、慣れればそれなりに便利かもしれないですね。
でも、最も重要なことは、スタイラスを使わずに、キーボードだけで殆どの操作を行うことができるようになるということです。つまり、操作の方法が広がるわけで、これは心強いですよね。