11月21日は、「インターネット記念日」です。1969(昭和44)年、インターネットの元型であるARPAネットの公開実験が、アメリカの大学などで開始されたことに因んで制定されたものです。
離れた場所にあるコンピュータを電話回線やLAN回線で結んで、色々な情報のやり取りをすることができるインターネットは、現在では、私たちの生活に無くてはならないメディアの一つになっています。インターネットがほかのメディアと違う特徴の一つとして、情報の双方向性が上げられます。テレビ・ラジオ、新聞・雑誌などの既存メディアは、発信元から私たちへの単一方向の情報伝達が主なものですが、インターネットは、情報を得るとともに、自分のホームページやblogあるいはSNSなどで、自分の持っている情報を簡単にしかも瞬時に世界中に公開することができます。この双方向の情報伝達のつながりを通して、新しいコミュニケーションが生まれてもいます。
インターネットショッピングやオークションも気軽に行えるようになりました。また、ネットバンキングなども盛んに行われています。
現在は、回線のブロードバンド化に伴い、音声や動画ファイルなどの容量の大きなファイルのやり取りも比較的簡単に行えるようになりましたが、ほんの10年ほど前は、通信に非常に時間がかかり、パソコンのディスプレイの前でやきもきしたものです。そんな経験も懐かしく思えるほど、インターネットの世界は急速に変化して行きます。
この恐ろしく早く進歩し、私たちの夢をかなえてくれるメディアをときどき、立ち止まって考えてみるのも必要なことかもしれません。