我が家には、今、ウクレレが3本あります。
ウクレレを始めたのは、去年の夏。
丁度、義母の具合が悪くなり、妻が老人ホームに連日通い詰めていた頃のことです。
僕も休みの日には、一緒に駆けつけましたし、何時、呼び出しがあっても良い様に、夏季にも拘わらず、晩酌のビールも控えていた頃です。
そう言う精神的に閉塞感がある時って、何かにすがりたくなるのが僕の悪い癖なんです。しかも、それは、経験の無い事に没頭する程、効き目があって、精神的な安定が生まれたりします。
実はその少し前、去年の6月頃に、地元の良く行く楽器屋さんで、ウクレレの特設コーナーがあって、賑わっていたのを見ていたんです。その時には、待に興味があった訳ではなかったのですが、精神状態が普通ではない時に、突如として興味が湧くんですよね。
ただ、そう言った時期に、楽器屋さんに出掛け、楽器を触る事は、到底出来ません。そうなると、余計に手にしてみたいと言う衝動に囚われます。
そこで、始めて買うウクレレにも拘わらず、Martinの3K UKEをネットで注文してしまったのです。
元々、ギターを弾いていた事もあって、Martinがウクレレを作っているのは知っていましたし、ギター同様、何時かはMartinと言う言い方もあると知っていました。
また、ギター歴45年の経験から言って、楽器は、初めて手にするもの程、良い楽器にすべきだと言う信念があります。

高い楽器=良い楽器では、ないと仰る方もいらっしゃるとは思いますが、残念ながら、これは長年の経験で、多くの場合は、高い楽器=良い楽器と言う図式が成り立ちます。良い楽器で練習すると、ピッチも性格だし、音も良いので、弾いていて気持ちが良くなります。そう言う楽器は、ずっと弾いていたくなるんですよね。好きこそ物の上手なれと言う諺通り、音の良い楽器で練習をすると、楽しいし、苦にもならない。演奏技術も自然に習得出来る様になります。
そう言う理由から、と言うか、ギターで散々後悔しましたので、初めてのウクレレではありましたが、高いものを買ったのでありました。もう一つ、これは、これからウクレレにマジに取り組むぞと言う決意表明でもあった訳です。

そこへ持って来て、丁度、6カ月の孫が大阪からやって来ました。彼が、泣き出した時に、ウクレレを弾くと、泣き止むので、これに気を良くして、なお一層、入れ込んだ訳です。

そうなると、バンドで使ってみたり、ウクレレ教室に通ったりと、色々、3K UKEで試みたのですが、矢張り、一寸、ソプラノでは、僕の太い指に馴染まなかったりもして、ウクレレの雑誌等も読み漁り、程なくして、2本目のMartinのテナー、IZモデルを手に入れました。
image また、本格的にウクレレのスキルを上げるために、ウクレレ教室に通うようになった訳ですが、教室のある日に、そのウクレレ教室をやっている楽器屋さん(ここの楽器屋さんの特設コーナーが僕のウクレレを始める切っ掛けにもなったのです)が、Kanile′aウクレレの特別販売をしたんです。
そこで、店長さんに薦められるままに、弾いてみました。それがいけなかった。えも言われぬ良い音がして、その魔力の虜になりました。
一旦は、家に帰ったのですが、数日間、あの音が忘れられず、何か数十年前の初恋の女性に対する思いの様な気持ちに駆られ、後日、店長に電話で恐る恐る、まだ売れていないかを問い合わせた所、取って置いてありますよと言う誘いに負けて、Kanile′a K-4Cを買い求めたのでした。

写真は、我が家のウクレレ三兄弟ですが、どれも、それぞれ魅力があって、弾く度に新鮮な驚きを覚えますが、現在は、特に、Kanile′a K-4Cに入れ込んでいる所であります。