木枯らしが吹いて寒さが身に凍みてくると、「今夜は鍋にしない。」あるいは、「今晩あたりは、鍋で一杯。」などと言う声をそこかしこで聞くことができます。勿論、ものの嗜好は、人それぞれですが、日本人は、概して鍋が好きな民族です。
特に、サラリーマンのお父さんたちには、会社の帰りに、同僚と鍋を囲んで一杯、鍋の湯気越しに杯を酌み交わすことで、日頃のストレスを解消し、職場のコミュニケーションを図るということに、効用があるようです?
鍋料理は、日本だけのものではなく、お隣の韓国にも“チゲ”がありますし、ロシアの“ボルシチ”やスイスの“フォンデュー”、お馴染みのポトフやシチューも、鍋料理といえるでしょう。
日本の鍋料理は、一つの鍋を何人かで囲み、それをてんでんに取り分けて食べるところに特徴があります。鍋を何人かでつつくということに、少し、抵抗があるかもしれませんが、鍋は、できるだけ多くの人数で大きな鍋を囲んだ方がおいしいものです。たくさんの材料を入れることで、いろいろな出汁がスープに溶け出し、旨味がぐんと増すからです。
これからのシーズン、巷では、鍋を囲んで和気藹々というグループが、あちこちで見受けられるようになると思います。いやな年を忘れる意味で鍋を囲んで忘年会をやってみてはいかがでしょう。