ツバメは、日本では大変ポピュラーな鳥です。春から初夏になると、南の国から渡ってきます。人家の軒下などに巣を作るので、昔から雷や火事から家を守る生きものとして珍重されています。そして、子どもを生み育てることから、おめでたいしるしの鳥として愛されてきました。
また、ツバメは、流麗なその飛び方と速さから、あの巌流島で宮本武蔵と一騎打ちをした佐々木小次郎の秘剣「ツバメ返し」をはじめ、新幹線が運行する前の特急の名前として使われたり、昔からいろいろなところでそのイメージが使われています。
ツバメがやってくる季節は、1年中で最もさわやかな季節の一つなので、良い印象があるのでしょう。また、今でもまちのいたるところで巣が見受けられ、子育てから巣立ちまでを私たちに見せてくれるので、より身近に感じるのかもしれません。
初夏の町並みを美しい弧を描いて飛ぶツバメの姿を追いながら、今年もまた、新緑の季節を迎えます。