11月3日は、「文化の日」(National Culture Day)で、日本の祝日の一つです。「文化の日」は、1948年に制定された祝日法で「自由と平和を愛し、文化をすすめる」という趣旨で、国民の祝日に定められたものです。これは、1946年に公布された日本国憲法で、平和と文化を尊重されていたことを受け、それを記念して制定されたものです。
この「文化の日」に因んで、11月3日がいくつかの記念日になっています。
まず、日本レコード協会(RIAJ)が1957年に制定した「レコードの日」。これは、「レコードは文化財」ということから、文化の日を記念日にしたものだそうです。また、この日を含む11月1日から14日までの2週間をレコード週間としています。
つぎに、東京都文具事務用品商業組合などが1987年に制定した「文具の日」。これは、「文具と文化は歴史的に同じ意味」ということで文化の日を記念日にしたようです。
最後に、一寸変わったところでは、日本漫画家協会と出版社5社が2002に制定した「まんがの日」。制定の理由は、「漫画を文化として認知してもらいたい」ということだそうです。
これは、全てこじつけとも取れなくはないですが、11月3日は、「文化」ということを考えるには、絶好の機会ではないでしょうか。文化は、人それぞれの感じ方で違ってきますし、家族、地域で、文化が育まれます。そしてそれは、国全体の文化となり、その国ごとに文化は多様に育まれています。それぞれの文化を尊重することが、互いを理解し合う始まりです。昨今の国際情勢を考える上でも大変重要なことの一つになっているのではないでしょうか。