PEG-UX50で作るblog

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Kanile'a KBSP-T

先日、バンド練習の日に、待ち合わせ時間に一寸間があったので、待ち合わせ場所の御茶ノ水駅水道橋出口にほど近いウクレレプラネットにお邪魔しました。
そこに陳列されていたKanile'a KBSP-T。所謂スロッテドヘッドと言うガットギターの様なヘッドで、ボディの右肩にローズウッドのコンターがあって、ハーフカッタウェイ仕様になっています。ハイポジションでのプレイヤビリティが向上すると言う謳い文句ですね。
試奏させてもらったところ、僕の所有するKanile'a K-4Cと比べても、軽いくらいの重さに先ず吃驚。ペグが、GOTOH製のステルスチューナーを採用しているので、ヘッドも重さも気にならず、バランスが良いのも特徴です。音も、すごく乾いていて、カ〜ンと出てくるところが、惚れ惚れします。これが、俗に言う、ハワイの音なのかもしれません。自分で弾いていて、癒されると言う感じの音です。ハイポジションも謳い文句通り、意識せずに弾き込めます。
imageまぁ、そういう事で、ゲットしちゃいました。ただし、前述のMartin 1T IZを下取りに出しました。色々考えたのですが、仕方なく、そうしました。
Kanile'a KBSP-Tは、ハイGチューニングで弾いています。実に良い音です。ピックアップとして、L.R.BaggsのFIVE.Oを装着させました。これに、L.R.Baggs社製のSession Acoustic D.I.を組み合わせると拡声しても、十分満足のいく音がします。
弾きたいウクレレスタンダード曲や弾いてみたい曲が沢山あるんですよね。でも、バンド練習とかも重なって、なかなか思うようにウクレレの練習が出来ずにいたのですが、今年の夏は、これでいこうと思っています。

Godin MultiUkeの実力

6月4日に、江戸川区瑞江にあるHotコロッケと言うライブハウスで、高校時代のバンドの一員として、久々にライブに参加しました。

image 今回のライブでは、僕は生まれて初めて、ウクレレとバックコーラスのみの参加でした。クレジットは、Uke/Voと言う表記でした。
ライブに持参したウクレレセットは、前回お話ししたGodinのMultiUkeと、L.R.Baggs社製のSession Acoustic D.I.のシンプルな組合せ。
これが中々強力なタッグでした。MultiUkeは、P.A.を通すと、実に澄んだ綺麗な音が出ます。流石エレウクです。MultiUkeは、生音もパワーこそありませんが、僕好みの音がします。これを大きくP.A.で拡声しても、基本的に生音の好みの音の質感を損なわずに、スピーカーから音が出て来ます。しかも、凄くハウリングに強いのです。これは、助かりますね。今迄使っていた生のウクレレにピックアップを搭載したものだと、音を大きくすると、簡単にハウリングをしてしまい、プリアンプのノッチスイッチを駆使して何とかハウリングを避けるという事を繰り返して来たのですが、MultiUkeは、全くノッチスイッチのお世話にならずに、しかも、ベースやギターなどの音に混じっても、対等に渡り合えるだけの大きさの音で鳴らせます。
また、今回のライブでは、プリアンプとして、Session Acoustic D.I.を使ったのですが、これも凄く音を作り易いギアですね。イコライザーをあれこれ弄らなくても、サチュレートとコンプEQのツマミを回すだけで、自分の好きな音が作れます。ライブステージであれこれ悩むのは、あまり好きじゃないので、簡単な操作で、好みの音をその場所にあった形で拡声出来るのは、素晴らしいです。
しかも、Session Acoustic D.I.は、非常にコンパクト。同じL.R.Baggs社製のVenue D.I.の半分くらいの大きさしかありません。

image 専用のケースも付属しているので、これを、MultiUkeに付属して来る専用のギグバッグのポケットにシールドとキャノンコードとともに入れて、このケースだけ持ち歩けば、ライブに参加出来ます。もう言う事がありません。

Godin MultiUke Limited Trans Amber

我が家4台目のウクレレです。ギターで言えば、所謂、エレアコと言う機種ですね。ウクレレなので、差し詰め、エレウクですかね。

image バンドでウクレレのアンサンブルを始めてから、色々と、トライアンドエラーの繰り返しをして来たんですが、キーボードやギター、ベースやドラムスに音が埋もれないように、ウクレレらしい生音を忠実に再現しようとすると、1T IZ Tenor Ukeにしても、K-4Cにしても、如何しても、足元を固める必要が出てきます。
前々回のウクレレピックアップ考で述べた様に、現在の僕のウクレレ用の足元は、L.R.Baggs社製のSession Acoustic D.I.EFFECTORNICS ENGINIEERING社製のPureUkuleleと言うプリアンプ、同じくEFFECTORNICS ENGINIEERING社製のPurePadと言うパッド、BEHRINGER DIGITAL REVERB/DELAY DR400BOSSのルーパーRC-1で構成されているので、中位のエフェクターボードを使わなければなりません。
これだと、ウクレレとギターの両方を携えて、練習に行くには、車で行かなければなりません。何か、上手い方法はない物かと、ネットや雑誌で色々調べていたのですが、YouTubeで、GodinのMultiukeの画像を見て、いいかも知れないなと思ったんです。

Godinは、カナダのメーカーで、独自のエレアコには、定評があり、John McLaughlinAl Di Meolaを始めとした有名なアーティストがユーザーリストに名を連ねています。
以前から、エレアコのメーカーとしては、僕も知っていたので、アコースティック楽器の拡声の点では、独自の技術を持っているものと考えていました。そのGodinから、エレウクが発売されている事を知って、一寸試してみたいなと思ったのでした。
エレウクなので、プリアンプが内蔵されているし、ボリュームコントロールの他に、3バンドイコライザーが装填されていることからも、ひょっとしたら、足元を軽くできるかも知れないと思いました。
それに、ウクレレマガジンVol.13の記事でも、結構な高評価がついていたので、尚更、試してみたいと言う欲求に駆られました。

Godin製品の正規特約店の1つである池部楽器店リボレ秋葉原に電話で問い合わせたところ、日本限定のMultiUke Limitedが置いてあると聞いたので、早速お店に行ってみました。
お店には、2台のフレームメイプルトップのウクレレがありました。ネットで見た通りの楽器です。1台は、Trans Blueと言う綺麗な杢目の入った何とも言えない青色トップのモデルでした。僕が、現在メインで弾いているエレキギター、渡辺香津美さんのシグネチャーモデルTidewaterもトップが綺麗なブルーの杢目のあるフレームメイプルなので、非常に心惹かれました。
もう1台が、Trans Amberと言う、オレンジと言うか、ブラウンと言うか、これも中々魅力的なトップです。
どちらにするかは、当然、試奏して決めようと言うことで、早速、Blueの方から試しました。初めは、アンプを通さずに、弾いてみました。思ったよりも生音が鳴るので、一寸吃驚。このウクレレは、他のGodinの製品同様、ボディはマホガニーのくり抜き胴にトップ板が貼ってある独自のダブルチェンバーボディ構造。ギターで言うと、セミホローボディ。所謂セミアコと言うボディ構造になっています。なので、生音もそれなりに鳴るんですね。夜の練習も気兼ねなく出来るかも知れないという目論見が外れてしまいました。ギターの場合は、セミアコなら、殆ど生音は、鳴らないので、夜、それなりに弾いても怒られはしないんですが、このウクレレだと、家人から五月蝿いと言われかねないなと言う位の音で鳴ります。
このウクレレの謳い文句が、「生音もアンプサウンドも良い音で鳴るウクレレ。」まぁ、生音は普通の構造をしているウクレレに比べれば、明らかに劣りますが、それなりに、いい感じの音がしています。
次に、アンプを通した音を試しましたが、これが秀逸。流石にエレウク。アンプを通すと、水を得た魚の如くクオリティの高い音が相当の音量でもハウリングを起こさずに綺麗に鳴ります。GodinのHPを見てみると、「 アコースティックな鳴りをキープしつつ、アコースティック楽器につきもののフィードバックを飛躍的に改善しサウンドをコントロールできます。」とあります。また、その理由を次の様に言っています。 「通常のサウンドホールをなくし、EQ周りの溝を空気孔としています。この結果、外からの音はボディ内に入りにくいので外部音に影響されることなく、 よりギターの純粋な音が出る。フィードバックを限りなく最小限にとどめることでギター本来の持つサウンドと、その能力やコントロールをフルに活用できる。 このシンプルな発想をベースにした設計はライブ時に圧倒的な優位性と差別化を確立しました。」
さらにメーカーでは、「ライブで使用されることを前提に考えられたGodinオリジナル設計のボディ構造です。 」と説明しています。ウクレレ自体に装填されているプリアンプが優秀なのか、外付けのプリアンプはいらないかもしれないと思える程のクオリティの高さです。
次にAmberを試してみました。すると、明らかに生音がBlueとは違って聞こえました。お店のスタッフさんも認める程、生音のクオリティが違います。断然、Amberの方が良い音です。アンプを通した音は、正直に言って、殆ど差が分りませんでした。でも、生音の違いが気になって、結局Amberを選びました。

ゴールデンウィークに、糸魚川に行ったのですが、その折、MultiUke Limitedも、持って行きました。孫が一緒だったので、糸魚川では、アンプラグド状態でしたが、意外に生音も綺麗な音で、練習には十分かなと思いました。
糸魚川から帰って来て、自宅のアンプに繋いで、昔出しもしたので、今回は、ファーストインプレッションをお話ししてみようと思います。
では先ず、このウクレレの構造的な特徴からお話しをしていきましよう。
image image 写真はボディの裏面ですが、FenderStratocasterの様な、コンターが付いています。これで楽器のボディが演奏者の体にフィットするし、ボディが体に当たる所が痛くなったりしない構造です。これは、凄く良い構造だと思っています。ウクレレにストラップを付けて背負って立って長く弾いていると、ボディの縁が肋骨に当たって、痛くなったりしますけど、コンターが付いてくれているお陰で、そう言う事が緩和されます。
また、カッタウェイ構造になっているのですが、そのカッタウェイの部分にもコンターがあって、これは、ハイポジションでのプレイヤビリティに貢献していると思います。
そして、もう1つ大きな特徴の1つですが、ネックがボディにボルトオンで付けられています。これも、Stratocasterと同じ様な構造ですね。ボルトオンと言う事は、ネックに不具合が出た場合、付け替えるということも可能だと言う事です。また、ネックには、これもエレキギター同様にトラスロッドが入っていて、万一ネックが反っても、トラスロッドの調整で、改善出来ます。エレキギター同様、付属品にトラスロッド調整用の六角レンチも付いてきます。
この辺りの構造は、エレキギターの構造を基にしているのかなぁと思っています。Godinのエレアコも構造は、これと同じだと思うので、この辺りは、独自の技術をウクレレにも応用した結果なのでしょう。
何れにしても、MultiUke Limitedの様にトラスロッドの入ったネックを持つウクレレと言うのは、非常に珍しいと思います。テナーのウクレレは、弦のテンションが高いので、1T IZ Tenor Ukeにしても、仕舞う時には、弦を少し緩めて仕舞うのですが、これは、そこまで神経質にならずに済みそうです。

image image 次にピックアップと、プリアンプ周りです。MultiUke Limitedは、各弦用に独立したブリッジが用意されています。そして、ピックアップも独立した4つのピックアップが装備されています。メーカーの説明では、「これにより、弦の音を確実に拾い、クリアでバランスの良い音を出力します。」と謳われています。
また、プリアンプとコントロール部は、他のGodin製品同様のレイアウトで、写真で説明すると、向って一番左側のスライダーがマスターボリュームです。二番目が3バンドイコライザーのトレブル調整用のスライダー、三番目が同じくミドル調整用のスライダー、そして四番目が同じくベース調整用のスライダーになります。
そして、「このコントロールはサウンドホールも兼用し、演奏のジャマにならないようボディトップに埋め込まれている」とのことです。

次に、プレイヤビリティについてです。先ず、ネックにトラスロッドが入っている事から、通常のウクレレよりも重いです。立って演奏する場合は、ストラップは必須アイテムになります。ストラップピンが、ボディに装着されているので、ギター用のストラップが、そのまま使えます。
image また、ボディエンドのストラップピンが、出力ジャックを兼ねています。初期の機種は、エンドピンではなく、ボディサイドに出力ジャックが配置されていた様です。エンドピンが出力ジャックを兼ねると言うことは、ウクレレスタンドにMultiUke Limitedを立てかけることを考えると、シールドは、L型にした方が無難だと思います。ストレートタイプのシールドをエンドピンジャックに挿して、スタンドに立てかけると、シールドが床面に当たって、バランスが悪くなる事があり、下手をすると、倒れかねません。まぁ、これは、このウクレレに限った事ではなく、エンドピンジャックが出力ジャックを兼ねているウクレレでは、同じ事が言えると思います。

さて、肝心の音の方ですが、先程も少し触れましたが、生音については、通常のウクレレに比べ、小さいですし、特に、中低域まで、満遍なく豊かに響くと言う訳にはいきません。生音を主に使おうと思っているのであれば、このウクレレは、避けた方が良いと思います。このクラスの価格帯では、十分に生音が鳴る楽器は、沢山あると思います。
ただ、生音を主に使うのでないにしても、エレキギターの様に、素っ気ない音ではありません。一応、ウクレレらしい響きをちゃんと持っており、夜、部屋で静かに練習をしたいのであれば、十分なボリュームで鳴ります。と言うか、我が家では、家人に咎められるだけのボリュームを出せます。
では、アンプを通した音はどうでしょうか。結論から言うと、相当にグッドです。家での練習時は、通常、YAMAHA製のTHR10(旧タイプです)を使っているのですが、アンプのイコライザーは、Bass、Middle、Trebleとも、全て同じ目盛りにして、FLATポジションで、弾いているのですが、MultiUke Limited側のイコライザーの調整で、可成り自由に音質補正が出来ます。外付けのプリアンプがなくても、可成りのクオリティでP.A.出来ますね。ただ、ライブ会場で、ミキサーに出力する事を考えると、D.I.ぐらいあった方がいいかなと思います。そこで、前述のSession Acoustic D.I.をかましてみました。
こうすると、もう、言う事はありません。非常にクオリティの高いウクレレらしい音が相当のボリュームで拡声出来ます。これは、多分にSession Acoustic D.I.の性能によるところもあるかとは思いますが、通常のウクレレに後付けのピックアップをつけた場合とは、可成り違いがある様に思います。どう違うかと言うと、先ず、Notchスイッチを使う必要が無いくらい、ハウリングに強いです。全帯域で、満遍なくしかも、出っ張り引っ込みが無く、再現されます。3バンドイコライザーの調整で、非常に微妙な音も再現出来ますし、相当の自由度で、自分好みの音に変えられます。これが、D.I.1つと、あとは、手元で如何様にも調整が出来ると言うのは、ライブには、最高ですね。足元は、出来るだけ気にしないで演奏に集中したいですからね。
それと、これは、本当に驚きましたが、エア感が可成り上手く再現出来ています。箱鳴りの豊かな響きがちゃんと拡声されるのには、驚きました。元々、生音でもそれなりの箱なりと言うか、余韻は有るのですが、これが、ここまで再現されるのかと思っています。余韻が長いので、場合によっては、前の余韻をミュートする必要があるくらいの響きです。いやぁ、これは、気持ちの良い響きですよ。リバーブをかけたものとは違う、所謂箱鳴りの再現です。
これは、Godinが、ライブで使用されることを前提に考えた設計をしていると説明している通り、狙い通りの製品に仕上がったという事なんでしょうね。エレウク恐るべしです。

image MultiUke Limitedには、写真の様な専用のギグバックが付属してます。バッグには、外側に二重構造のポケットが付いていて、そこに、交換用の弦とシールドにSession Acoustic D.I.、ストラップ、交換用電池数本などが収まります。ライブには、このケースだけで事足りるのも、非常に有難いですね。
今週末に丁度バンド練習があるので、早速実戦で試してみようと思っています。その結果は、また、後程お知らせしたいと思います。

Martin 1T IZ Tenor Uke

僕が、2台目に買ったウクレレが、Martinの1T IZ Tenor Ukeと言う、有名なハワイのウクレレプレイヤー、ボーカリストのIsrael "IZ" Kamakawiwo'oleのシグネチャーモデル。
image Martin Club Japanのウクレレのページによると、「Israel "IZ" Kamakawiwo'ole、通称イズは、ハワイで1990年代に活躍し1997年に38歳の若さでこの世を去ったウクレレプレイヤー。ハワイをはじめ世界中で高い人気を誇る彼の功績を称え、愛用していたスタイル2のテナーウクレレをもとに、このシグネチャーモデルを発表した。」とあります。
IZの、最も有名と言ってもいいかもしれませんが、“Somewhere over the rainbow / What a wonderful world”と言うナンバーは、初めて聞いた時に、凄く感動したのを覚えています。YouTubeの中で、彼が弾いていたウクレレに興味がありました。彼が弾いているウクレレは、実際にはテナーサイズなのですが、彼が弾くと、まるで、ソプラノサイズのウクレレに見えます。
それは別として、この曲の中で、聞ける彼のウクレレの音には、心惹かれるものがありました。歌の伴奏をするウクレレとしては、理想的な音だと思っています。
ウクレレのミュージックシーンで言うと、ジェイクシマブクロさんをはじめとしたハワイアンウクレレのコア材を基調とした非常に澄んだキレキレの音が注目されているし、僕も、K-4Cでは、そう言った音を追求しています。多分に弦の影響も大きいかなと思うところはあるんですけどね。Aquila社製のナイルガットと言う弦の音が作り出す音がそう言った音になりますね。
1T IZ Tenor Ukeは、楽器の材がマホガニーと言う事もあって、それとは、違って、何かホワットした凄くリラックス出来る音なんですよね。こう言った感覚になれる音が本来のウクレレの音の1つなんじゃないかと思ったりもするんですけどね。何をもって本来のウクレレの音かと言うと、可也沢山の意見があるように思うので、その話は、またの機会にしたいと思います。
先ず、1T IZ Tenor Ukeのスペックからご紹介します。先程の、Martin Club Japanのウクレレのページによると、こう言う風になっています。

SPECS
Top:Solid Quilted Mahogany(表板:キルテッドメイプル単板)
Back Material:Solid Quilted Mahogany(裏板:キルテッドメイプル単板)
Side Material:Solid Quilted Mahogany(側板:キルテッドメイプル単板)
Neck Material:Select Hardwood(ネック:セレクトハードウッド。余談ですが、Martinの現行楽器の殆どが、ネックはこいう表記ですよね。僕のOMC-42と言うギターのスペックもこう言う表記ですね)
Fingerboard Material:Solid Rosewood(指板:ローズウッド単板)
Bridge Material:Solid East Indian Rosewood(ブリッジ:イーストインディアンローズウッド単板)
Scale Length:17" Uke Pattern(431.8mm)(スケール長:431.8mm)
Tuning Machines:Pegheds,7543A(チューナー(弦巻き):Pegheds7543Aギヤ式)
Case:Nex Gen ZG Case(ケース:セミハードケース)


image image キルテッドメイプルの名の通り、玉虫模様の杢が入ったとても綺麗な表面です。特に、裏板の美しさは、格別です。それと、ボディの表板と側板の繋ぎ目と、裏板と側板の繋ぎ目にバインディングが施されているのですが、シェルなどの華美なバインディングとは、いきませんが、これも良く見ると、非常に綺麗な作りになっています。
コア材と違い、マホガニーのウクレレは、温かみのある心が癒される音がします。特に、中低域の音は、非常に豊かで、良い音です。私が現在習っているウクレレ教室の先生は、Martinのウクレレは、マホガニーが良いと仰います。僕も、そう言われると、そうかなぁと言う気がしています。勿論、ビンテージもののコアウクレレは、別格なんだと思いますが。
テナーサイズという事もあり、生音のボリュームは、所有する3台中間違いなく1番です。同じ曲を弾いても、K-4Cとは、ニュアンスが全く違って聞こえます。でも、この音は、捨て難い非常に好きな音です。

では、プレイヤビリティと言う点では、どうかと言うと、これが、なかなか難しい。テナーサイズですから、ボディが大きく、それだけ豊かな響きがあります。スケール長も長くなり、その結果、弦のテンションも格段に上がります。同じ曲をK-4Cと弾き比べると、1T IZ Tenor Ukeの弦のテンションは、遥かにの高いです。その分、大きな音がするし、響きも豊かになるのですが。
それと、少し気になるのは、ネックの長さにも関係するのかもしれませんが、ナット幅が小さい気がしてます。ソロで、ギター並みのチョーキングをすると、一寸、困ったことが起きます。例えば、3弦をアップ方向に、ベンドした場合、下手をすると、4弦を通り越して、ネックの枠外にまで指が行ってしまします。しかも、高いテンションのせいで、チョーキングもせいぜい4分の1音程度しか音が上がりません。
また、3〜5フレット位の位置で人差し指でセーハして抑えるコードを抑えると、1弦や4弦が、ネックの外に滑り落ちる場合があります。

でも、それらを踏まえても、それを凌駕する魅力が1T IZ Tenor Ukeには、あるような気がしています。

image 因みに、1T IZ Tenor Ukeには、現在、L.R.Baggs社製のFIVE.Oと言う、アクティブタイプのピエゾピックアップを搭載しています。

このピックアップのお話しは、前回のウクレレピックアップ考の中で、お話しした通りです。僕の手では、電池交換が大変なのは、変わりません。(^^;)
しかし、このピックアップの音は、実に素直で、良い音で拡声出来ます。特に、1T IZ Tenor Ukeの特徴のある中低域の伸びも申し分なく拡声で出来るので、電池交換が簡単に出来るのであれば、このピックアップは、最高だと思っています。
実際には、まだ電池切れには、遭遇していません。どの程度で電池交換が必要になるのか、まだ試せていないので、ここでレポート出来ないのが申し訳ないのですが、前回のお話しの中で、電池交換をしてから、アンプに通しての拡声は、5時間程度のバンド練習を3〜4回こなしていますが、全く、支障は起こっていません。この分では、思っていた状況よりもかなり持ちそうです。

ただ、中低域が豊潤なだけに、イコライジングを丁寧にしないと、音の回り込みによるハウリングが少し気になります。そのため、音が回り込む周波数帯域をL.R.Baggs社製のSession Acoustic D.I.のnotchスイッチでカットして、使っています。それにも限界があるので、バンドアンサンブルでのP.A.は、一寸梃子摺る事があります。音の響きを豊かにするボディを持っている生楽器の拡声には、付きものの工夫が必要になりますね。あまり、ハウリングを気にして出っ張っている周波数帯域の音を下げ過ぎると、本来の1T IZ Tenor Ukeのふくよかな音をスポイルしかねないので、その辺りが、今後の課題ではあるかなと思っています。
K-4Cとは、違った好きな音ではあります。

ウクレレピックアップ考

ウクレレは、小さな楽器なので、そんなに大きな音は出ません。それが一つの魅力ではあります。一人で家で弾くには、もってこいですし、夜部屋で練習していてもギター程家人に注意されることもない気がします。実際は、確り注意されてます。(^^;)

比較的狭い場所で、数人でアンサンブルをしたりする上では、生音だけで大丈夫なのですが、例えば、電気楽器もあるバンドの中でウクレレの音をちゃんと聞かせようとすると、生音では、一寸厳しくなります。マイクを立てて収音し拡声するのが一番簡単な方法かもしれませんが、その方法だと録音するには、問題ないのですが、拡声するとなると、ハウリングの問題など、色々と面倒な調整が必要になります。

そこで、ピックアップを使ってみると言う事になるのですが、これも、ウクレレならではの問題があります。そこで、今までの僕の経験を基に、今回はウクレレのピックアップについて話をしてみたいと思います。

3K UKEをバンドで使おうと思ったときに、初めての時は、マイクを立ててPAしてみたのですが、矢張り電気楽器やドラムなどのアンサンブルの中では、一寸厳しい状況でした。
楽器屋さんに相談しに行ったら、生ギターの様に、ピエゾタイプのピックアップを付けてみますかと言う事になったのですが、3K UKEは、サドルが簡単に外せないタイプだったので、アンダーサドル式のピックアップは取付けが難しいと言われてしまいました。

そこのスタッフに勧めらたのは、コンタクトタイプでスイスのSchertler社製のBasik-Setでした。
image このピックアップは、ピエゾタイプのものではなく、小さなコンデンサーマイクの様です。付属の粘土の様なもので、ピックアップ本体をウクレレのボディに貼り、単四乾電池をバッテリーとするプリアンプ部に接続して、アンプにつなぐと言うスタイルになります。
3K UKEで試してみましたが、ボディのどの部分に貼り付けるかによって、かなり音に違いが出ます。結構シビアな結果が出るので、相当トライアンドエラーを繰り返さないと中々思った様な音には、なりません。それと、どうしてもピックアップ単体では、満足の行く音にはなりませんでした。矢張り、より細かい音の調整をするには、外付けのプリアンプとD.I.が欲しくなります。

次に、IZ 1Tを購入した時は、サドルが簡単に外せることが分かったので、購入した日に、L.R.Baggs社製のFIVE.Oを付けてもらいました。このFIVE.Oは、アクティブタイプのピックアップで、CR2032と言う100円ショップでも買えるボタン電池で駆動させます。しかも、バッテリー持続時間が300時間と言う優れもので、「安心して使えますよ。」と、リペア担当のスタッフの方にも言われたので、安心して使ってました。
IZ 1Tは、テナーサイズと言う事もあり、FIVE.Oとのマッチングも良かったのか、非常に良い音で再現出来ました。アクティブなので、手元でボリュームのコントロールも出来て、便利です。
ただ、後日、結構やばい事に気づかされます。
image で、一番最後に手に入れたKanile’a K-4Cが問題だったんです。
K-4Cを手に入れた時にも、IZ 1T同様、FIVE.Oを取り付けるつもりではいたのですが、ここでFIVE.Oの問題が発覚したのです。

FIVE.Oは、先程お話しした様に、アクティブタイプのピックアップですので、CR2032と言うボタン電池を動力源にしています。IZ 1Tの弦を交換した時に、まだ、300時間は経過していませんでしたが、その電池交換に挑んでみました。
ボディ内部のサウンドホールから一寸離れたところに、プリアンプ部と一緒にマジックテープで電池が取り付けられているのですが、僕の無骨な手では、そこ迄届かないのです。
取り付けを行ったリペア担当のスタッフさんは、IZ 1Tのサウンドホール直下には、MartinロゴとIZの写真が入った特別な紙が貼ってあるので、プリアンプ部をどこに取り付けるか相当迷われたのかもしれません。ネックジョイント部分に取り付ければ、手が届くかもしれないのですが、Martinのウクレレは、ギターと同様に、ネックジョイント部分にMartin社のロゴとシリアルナンバーの焼印が施してあるので、そこにも取り付けるのを憚ったのだと思います。
仕方なく、サウンドホールから、エンドピン側の指の届く限界地点付近に貼り付けたのでしょう。ピンセットとかを使ってようやくの思いで、ユニットを取り出し、電池交換はできたのですが、これでは、毎回電池交換をする度に大汗をかくなと思い、ボディに貼り付けられていたプリアンプ部のクッション部分ごと剥がし、サウンドホールの直近の紙を避けたところに貼り付け直しました。
なので、今は、何とか汗をかけば、電池交換は出来る様にはなったのですが、K-4Cは、コンサートタイプ。サウンドホールは、IZ 1Tよりも更に小さい。と言う事で、僕の指では電池交換は出来ません。(T_T)

そう言った事情から、K-4CにFIVE.Oを取り付けるのは、断念しました。
でも、K-4Cの音を拡声し、バンドアンサンブルで何とかして使ってみたいと言う欲求は増すばかり。
当然、初めに買ったBasik-Setを試してみました。中々理想的な音が得られず、ウクレレ雑誌でインプレッションが載っていたL.R.Baggs社製のSession Acoustic D.I.EFFECTORNICS ENGINIEERING社製のPureUkuleleと言うプリアンプも使う様になりました。
でも、Basik-Setの粘土がボディに貼った跡が残ることや、貼る位置や粘土の厚さによって微妙に音が変わってしまうので、使い辛かったんですよね。
imageimage ネットを見ていくうちに、MSPと言う、マグネットを使ってボディに貼り付けるタイプのピエゾ型のコンタクトタイプのピックアップがある事がわかりました。MSPとは、M(マグネット)S(サンドイッチド)P(ピックアップ)の略です。
K-4Cで試してみると、音量的には、パッシブタイプでありながら、プリアンプはいらない位パワーがあります。シールドの取り回しも出来るので、良い感じでしたし、Session Acoustic D.I.とPureUkuleleを繋ぐと、ほぼ理想的な音に近づいて来ました。
MSPは、これからピックアップを考えている方には、お勧めですね。3K UKEには、これを使ってもいいなと思っています。
image しかし、MSPにも一寸問題があります。まず、これも、Basik-Set同様、貼り付ける位置で音が微妙に変わります。それと、最大の問題は、取り付けにマグネットを使っているのですが、このマグネットが、超強力。凄い力なんですよ。
取り付けるのには、針金の先に布が付いている道具でマグネットをウクレレのサウンドホールから内部に入れて、ピックアップを取り付ける位置に運び、そこにマグネットが付いているピックアップを持って行って、ウクレレの内部と外でマグネットの力によって貼り付けるのですが、これが意外と気をつけないといけません。
超強力な磁石ですので、ウッカリ置くと、凄い力で張り付きます。ウッカリしてるとボディを傷つけてしまう事になります。悲しいかな、K-4Cのボディに数カ所凹みを作ってしましました。ボディの表板でこれだけ凹むのだから、ボディ内部も結構傷つく可能性があるなと思ってしまったのです。

そんな経緯から、現在は、K-4Cには、Fishman製のアンダーサドルのパッシブタイプ(電池が要らないタイプ)のAG UKEを取り付けています。
image また、足元は、プリアンプとしてPureUkuleleを、そして、AG UKEは、パッシブなので、手元で音量調整が出来ません。そこで、PureUkuleleと同じくEFFECTORNICS ENGINIEERING社製のPurePadと言うパッドを介し、Session Acoustic D.I.から、ミキサーに繋いでいます。
それに、デジタルリバーブのBEHRINGER DIGITAL REVERB/DELAY DR400を、そしてお遊びでBOSSのルーパーRC-1を繋いでいます。
image
今の所、このセットでK-4Cの音を、ほぼ理想的に拡声できるものになったと思っています。

ウクレレ3兄弟

我が家には、今、ウクレレが3本あります。
ウクレレを始めたのは、去年の夏。
丁度、義母の具合が悪くなり、妻が老人ホームに連日通い詰めていた頃のことです。
僕も休みの日には、一緒に駆けつけましたし、何時、呼び出しがあっても良い様に、夏季にも拘わらず、晩酌のビールも控えていた頃です。
そう言う精神的に閉塞感がある時って、何かにすがりたくなるのが僕の悪い癖なんです。しかも、それは、経験の無い事に没頭する程、効き目があって、精神的な安定が生まれたりします。
実はその少し前、去年の6月頃に、地元の良く行く楽器屋さんで、ウクレレの特設コーナーがあって、賑わっていたのを見ていたんです。その時には、待に興味があった訳ではなかったのですが、精神状態が普通ではない時に、突如として興味が湧くんですよね。
ただ、そう言った時期に、楽器屋さんに出掛け、楽器を触る事は、到底出来ません。そうなると、余計に手にしてみたいと言う衝動に囚われます。
そこで、始めて買うウクレレにも拘わらず、Martinの3K UKEをネットで注文してしまったのです。
元々、ギターを弾いていた事もあって、Martinがウクレレを作っているのは知っていましたし、ギター同様、何時かはMartinと言う言い方もあると知っていました。
また、ギター歴45年の経験から言って、楽器は、初めて手にするもの程、良い楽器にすべきだと言う信念があります。

高い楽器=良い楽器では、ないと仰る方もいらっしゃるとは思いますが、残念ながら、これは長年の経験で、多くの場合は、高い楽器=良い楽器と言う図式が成り立ちます。良い楽器で練習すると、ピッチも性格だし、音も良いので、弾いていて気持ちが良くなります。そう言う楽器は、ずっと弾いていたくなるんですよね。好きこそ物の上手なれと言う諺通り、音の良い楽器で練習をすると、楽しいし、苦にもならない。演奏技術も自然に習得出来る様になります。
そう言う理由から、と言うか、ギターで散々後悔しましたので、初めてのウクレレではありましたが、高いものを買ったのでありました。もう一つ、これは、これからウクレレにマジに取り組むぞと言う決意表明でもあった訳です。

そこへ持って来て、丁度、6カ月の孫が大阪からやって来ました。彼が、泣き出した時に、ウクレレを弾くと、泣き止むので、これに気を良くして、なお一層、入れ込んだ訳です。

そうなると、バンドで使ってみたり、ウクレレ教室に通ったりと、色々、3K UKEで試みたのですが、矢張り、一寸、ソプラノでは、僕の太い指に馴染まなかったりもして、ウクレレの雑誌等も読み漁り、程なくして、2本目のMartinのテナー、IZモデルを手に入れました。
image また、本格的にウクレレのスキルを上げるために、ウクレレ教室に通うようになった訳ですが、教室のある日に、そのウクレレ教室をやっている楽器屋さん(ここの楽器屋さんの特設コーナーが僕のウクレレを始める切っ掛けにもなったのです)が、Kanile′aウクレレの特別販売をしたんです。
そこで、店長さんに薦められるままに、弾いてみました。それがいけなかった。えも言われぬ良い音がして、その魔力の虜になりました。
一旦は、家に帰ったのですが、数日間、あの音が忘れられず、何か数十年前の初恋の女性に対する思いの様な気持ちに駆られ、後日、店長に電話で恐る恐る、まだ売れていないかを問い合わせた所、取って置いてありますよと言う誘いに負けて、Kanile′a K-4Cを買い求めたのでした。

写真は、我が家のウクレレ三兄弟ですが、どれも、それぞれ魅力があって、弾く度に新鮮な驚きを覚えますが、現在は、特に、Kanile′a K-4Cに入れ込んでいる所であります。

Kanile'a K-4C

ひょんな事からアメーバブログに登録してしまったので、投稿してみたんだけど、イマイチ馴染まないので、久々にlivedoorの方にも書いてみました。
最近は、ウクレレにはまってしまい、その話を少し。

さて、3月の連休に妻の田舎の糸魚川に行って来たのですが、天気は雨。しかも、肌寒い。
しょうがないので、塩の道温泉に入って、体を温めてきました。ワンコインで入れる温泉で、糸魚川の我が家からは、車で20分程で着きます。

糸魚川に行く時は、何時も、何か楽器を携えて行くのですが、今回は、三本あるウクレレの中で、一番最近手に入れたKanile'aのコンサートサイズのウクレレK-4Cを持って行きました。
糸魚川にウクレレを持って行ったのは、初めて。ウクレレは、小さくて、ギターに比べて持って行くのも嵩張らないので、最高です。
image Kanile'aのK-4Cは、非常に渇いた綺麗な音がします。音量は、少し大人し目ですが、繊細で澄んだ音です。ボディの中でグルッと、一廻りして出てくる音は、サスティーンの効いた豊かな響きです。
これが、ハワイ製のウクレレの音なんですね。弾いていて、元気になってきます。
目下、三本あるウクレレの内、最も入れ込んでるウクレレです。
三本のウクレレは、ソプラノ、テナー、コンサートと一応、バリトンは別として、代表的なウクレレの全てのサイズが揃ってるのですが、コンサートサイズが、僕には一番しっくりくるような気がしてます。先ず第一に弾きやすいし、ウクレレらしい音もしますしね。テナーも良いのですが、テナーは、テナーらしい音で、スタンダードなウクレレの音とは一寸違う音のような気がしてます。
暫くは、K-4Cの事をここで書いていくことになりそうです。

iPad mini5

画像1今週の火曜日。11月13日。仕事が終わってから、偶々、友人に付き合って銀座に出かけた。
用向きが終わって、アップルストアを覗いたのがいけなかった。入り口を潜った途端に、僕の目の前で、スタッフが両手を差し上げて叫んでいた。
「本日最後の2台。白と黒の64GBです。」
その最後って言う言葉が、何時もは優柔不断な僕を突き動かした。何の迷いも無く、躊躇せずに手を伸ばした。僕の隣にいた親父が先ず白をゲットした。間一髪、僕は最後の黒を抑えた。
と言うドラマチックな出会いから、iPad miniのオーナーになった。
家に帰って、箱を開け、アクティベートを終えて、ディスプレイをじっくり眺めて見ると、今迄は、3rdジェネレーションのiPadを使っていたので、何と無くチープなディスプレイに始めは正直落胆した。
ただ、少し使ってみると、これが実にハンドリングがイイ。iPad miniは、3rdジェネレーションのiPadの半分以下の重さ。重量308gは、両手で抱えて持つのには、丁度良い重さだ。また、ほぼA5版サイズの大きさは、ランドスケープでもポートレートでも持つには絶妙のバランスだ。両方の手の平の指の付け根でiPad miniを抱え、親指でキーをタップする。
何かこのスタイルは、PEG UX50を彷彿させる。僕にとっては、非常に懐かしく安心感の有るスタイルだ。
このハンドリングの良さは買いだ。今迄のiPadでは、プライベートで休日に持ち歩くのはちょっと気が引けたが、iPad miniなら、プライベートでも持ち歩くのに苦ではない。プライベートでは、iPhoneがあるので、一々iPadを持ち歩く必要はないだろうと思っていたが、miniの大きさと重量では、持ち歩く気が沸く。
今は、iPhone5と公私何方の場面でも持ち歩いている。EMOBILEのポケワイは、僕のお下がりのiPhone4SをiPod touchとして使っている相方に持たせて使ってもらっているので、WIFIの使えない所では、iPhone5のデザリング機能を使ってネットに繋いでいる。
ただ、iPad miniのCPUはA6だし、RAMは512MBしかない。そしてディスプレイはRetinaではない。今迄、Retinaディスプレイの3rdジェネレーションのiPadを使っていた身とすれば、これは非常に残念だ。何と無く黄色っぽいし、薄っぺらい感じがする。
この辺りは、恐らく次のモデルチェンジで、解消されると思われる。それ迄、半年になるのか1年になるのか分からないが、待つ事になる。
iPhone5と3rdジェネレーションのiPadを使っているのであれば、それまで待つ事も賢明な選択肢の一つだと思う。じゃあ、何故お前は買ったのかと問われると、矢っ張りこの軽さとハンドリングの良さに非常な魅力を感じたからだ。今でこそ、スマートフォンが普及し、誰でも使う環境が整備されたが、その昔、当blogのタイトルにもなっているPEG UX50などのCLIE、Palmデバイス、或いはシャープザウルスなどのPDAを使っていた者からすると、大きさ的には少し大きいのだが、PDAデバイスとしての魅力を感じるのだ。
現在の僕は、仕事でiPadが手放せないが、iPad miniならバッグの中に入れておいても、重さの点では苦にならない。狭いところで、或いは立ったままでのメモでも、ハンドリングの良さが本領を発揮する。
スペックでは、iPad2と同じなので、二昔前に戻った感じがしないでもないが、ディスプレイが7.9インチということで、キビキビ動く印象が強い。同じスペックでもこう言った所のチューンナップは流石にアップルだ。
まぁ、まだ使い始めて1週間にも満たないが、始めての印象よりも使い込む毎に魅力が増してきた。スティーブ・ジョブスには申し訳ないが、7インチパネルも満更でもない。
iPadに比べれば、安価でもあるし、諸般の事情でiPhoneが使いたいけど使えず、未だにフューチャーフォンを使っている人なんかにはお薦め出来るデバイスだ。

Roland G-55

皆さん。またまた酷くご無沙汰してました。
今回は、RolandとFenderのコラボレーションで生まれた夢のストラトG-5の紹介です。
面白いギターですよ。

今日の音声は、こちらです。

こちらをクリックすると、直接音声を聞くことが出来ます。

Knirps X1〜折り畳み傘考〜5

レイニーシーズンに入る前に折り畳み傘を考えて見た。
通常でも、常に鞄には、折り畳み傘を携帯している。携帯という観点からすれば、折り畳み傘は、軽い事に越した事はない。
しかし、軽さは、必ずしも強さと共存しない。軽さと丈夫さを兼ね備えた折りたたみ傘を探して、これ迄色々と折り畳み傘を試して来た。
これ迄の経験では、理想的な折り畳み傘に巡り合えていなかった。山歩きをする時でも、一寸した雨なら折り畳み傘をさして歩く時もある。トレッキングに携帯するものは、極力小さくて軽いものが良い。
まぁ、こう言った条件で、いい折り畳み傘が無いか探して来たわけだが、そんなに都合の良いものには、お目にかかれなかった。
そんな折り、友人から、舞浜イクスピアリのGeocrewに中々の折り畳み傘が売っていると言われ、昨日の仕事終わりに行って見た。
そこの置いてあった折り畳み傘は、みんな凄いものばかりだった。
その一つが、風速60km/hの強風にも耐えられるというオランダ生まれのSENZ Umbrellasのmini。独特の形状で風を受け流す設計のようだ。親骨がグラスファイバー製なので、構造的にも丈夫だ。重さも260gと、まずまずの軽さだ。ただ、その独特の形状故に畳むのが面倒だった。不器用な僕には、それは可也のディスアドバンテージ。
次が、totesワンタッチ自動開閉式折り畳み傘チタニウムレインフォースだ。ボタンを押す事によって、ワンタッチで開くし、ワンタッチで閉じる。フレームがチタン製なので、軽くて丈夫そうだったが、若干、収納時の長さが長いのと、320gと重さ的にも少し重かった。
そして、最後にご紹介するのが、Knirips X1。実は、ショップに入って始めに目に飛び込んで来たのは、この傘。つまり一目惚れという処かな。
Kniripsは、世界で最初に折り畳み傘を発明したドイツのメーカー。元祖折り畳み傘屋さんなわけだ。元祖の威信をかけた最新のX1は、兎に角キュート。収納時の長さは僅か17cm、重さは228gしかない。本体をすっぽりと包むポーチが付いて来る。このポーチに入れて、バックルをザックの取っ手などに引っ掛けて、持ち運ぶ事も出来る。柄も僕の買ったシンプルな黒地に+の模様が付いたものの他にも豹柄や虎柄、ポップなカラーリングのもの迄、色々と品揃えがある。
UVカット機能も付いているので、晴雨両用の表示になっている。収納時は僅か17cmと、短いのにもかかわらず、広げると、何と90cmにもなる。親骨はグラスファイバー製で、アルミ製の骨が組み込まれているので、SENZ Umbrellas程ではないにしても、強風にも十分耐えられる。一応、アンチお猪口機能とある。強風で、お猪口になりにくい工夫がしてある様だ。
しかも殆ど通常の傘と変わらないくらいの面積があるので、雨も当然防げる。正に、元祖の威信。山椒は小粒でもピリリと辛い。
この傘と、前回のエントリーで話したgoroの靴を履いて、今年のレイニーシーズンを楽しく過ごしたいと思う。
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